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2007年10月

国内最古級恐竜の頭骨 9000万年前の地層から化石 熊本・御船

熊本県御船町の御船町恐竜博物館は13日、町内の白亜紀(約9000万年前)の地層「御船層群」から、ハドロサウルス類の後頭部の化石が見つかったと発表した。日本で同類の脳函(のうかん)(脳が入っていた部分)を含む頭部化石が見つかったのは初めて。世界的にも発見例が少なく、同博物館は「同類の進化や分布を解明する手掛かりとして重要」としている。

 化石は奥行き10センチ、幅9センチ、高さ7センチ。後頭部の右半分で、保存状態は良好。同博物館は大きさから体長約4メートルの成獣と推定している。ハドロサウルスは白亜紀後期に北米やアジアに分布した草食恐竜。ハドロサウルス亜科とランベオサウルス亜科の2種に分かれ、発見された化石は、特徴からランベオサウルス亜科とみられる。

 同類の化石は、国内では福島県、兵庫県、北海道で発見例があり、今回の化石は最も古い福島県の例と同じ白亜紀後期前半のもの。同時期の化石は世界でも3、4例しかないという。

 発見場所は同町田代の山中。2004年2月に見つかった後、同博物館が岩石部分を削る作業などを進めていた。周辺からは尾や四肢の骨4、5点も見つかっており、同じ恐竜のものである可能性もある。

 同博物館の池上直樹学芸員は「内耳の構造など、まだあまり進んでいない恐竜の生理学的研究にもつながる可能性がある」と話している。

 17日から米国で開かれる古脊椎(せきつい)動物学会で発見の意義などを発表する。

=2007/10/13付 西日本新聞夕刊=

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071013-00000019-nnp-l43

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